建設業において、適正な施工管理体制を維持するのに欠かすことのできない資格があります。それは監理技術者の資格です。この監理技術者には、定期的な監理技術者講習の受講が義務付けられています。

前回いつ受講したか忘れてしまった・・

・・日々の業務に忙しいと、思わず受講期限を過ぎていたといった事態に陥る場合があります。

今回は、監理技術者講習の受講期限の考え方や、窓口となる建設業振興基金での手続きや現場で気を付けるべき注意点を解説します。

監理技術者講習の受講期限とは?

監理技術者講習の受講期限は、監理技術者講習修了証に記載されている有効期限の満了日までです。
具体的には、講習修了日の属する年の翌日1月1日から起算して5年を経過する日までが有効期限となります。
例えば、2026年6月13日に講習を受講・修了した場合、有効期限は、2026年の翌年である2027年1月1日から5年後、つまり2031年12月31日までとなります。
有効期限が切れてしまうと、監理技術者として現場に配置することができなくなります。仮に期限を1日でも過ぎてしまうと、改めて講習を受講し直さなければならず、その間は監理技術者としての職務が法的に認められませんので注意が必要です。
余裕を持った受講計画を立てることが重要です。

建設業振興基金の役割と監理技術者講習

監理技術者講習を運営、実施している主な機関の一つが、一般社団法人 建設業振興基金です。
国土交通大臣の登録を受けて、監理技術者講習実施機関として、全国各地で講習を開催しています。監理技術者講習の受講手続き、テキストの配布、修了証の発行に至るまで、建設業振興基金が中心となって一元管理を行っています。

関連性のポイント

監理技術者として業務を行うためには、国土交通大臣から交付される監理技術者証が必要ですが、その申請時や更新時には、この講習修了証の写しを添付する必要があります。つまり、建設業振興基金での講習受講は、監理技術者としての活動を維持するための必須プロセスといえます。

受講手続きの流れ

建設業振興基金での講習申込は、現在オンラインでの手続きが主流となっています。

➀申し込み

建設業振興基金の公式サイト(監理技術者講習専用サイト)から申し込みます。

➁受講料の支払い

指定された方法(コンビニ決済、クレジットカード、銀行振込など)で受講料を支払います。

➂受講(対面またはオンライン)

指定された会場での対面講習、もしくはオンライン講習を受講します。

➃修了証の交付

受講完了後、一定期間を経て監理技術者講習修了証が郵送されます。

失敗しないための注意点

現場で陥りやすいミスを防ぐため、以下の点に注意が必要です。

➀監理技術者証と講習修了証の混同

監理技術者証(カード)の有効期限と、講習修了証の有効期限は、必ずしも一致しません。監理技術者証の更新さえしていれば良いというわけではありません。常に講習修了証の裏面や記載を確認し、受講期限をカレンダーに登録しておくことをお勧めします。

➁住所変更・氏名変更の手続き漏れ

建設業振興基金に登録されている情報と、現在の情報が異なると、修了証の送付先が不明になる等のトラブルが生じます。変更があった際は、速やかに登録内容の変更手続きを行ってください。

➂余裕を持った申し込み

特に年度末や繁忙期は、講習の席が埋まりやすくなります。オンライン講習であっても、修了証が手元に届くまでにはタイムラグが発生します。期限直前に申し込むのではなく、有効期限の3ヶ月前を目安に受講を終えるスケジュールを組むことが肝要です。

まとめ

監理技術者講習は、建設技術者が最新の法令や施工技術を学び、現場の安全と品質を担保するための制度です。
いつ受講するべきか分からないといった場合は、お手元の監理技術者講習修了証を確認してください。万が一、期限が過ぎてしまっている場合や、手続きにおいて不明な点がある場合は、当事務所へご相談ください。
当事務所では、建設業許可申請を承っています。適正な事業運営をサポートいたします。
グラス湘南行政書士事務所